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サンエーシートの概要

サンエーシートは、シート表面に細かな起毛及び化学的反応基が付与され、セメントや接着剤などとよく馴染み、化学的にも結合します。また高強度で伸び率も非常に高いことから、下地の動きにも耐えられます。また経年劣化も少なく、長期にわたって建物を水から守ります。

サンエーシートの断面構造1

抗張積 10万N・%/cm以上

抗張積とは・・・防水材料の引張強度×伸び率の値。防水層の強さを表す業界の指標となっており、通常の防水材は2,000~10,000N・%/cm程度と言われています。

30年後の物性保持率80%以上

当社の経年物件調査結果では、露出仕上げにおいてもシートの物性(引張強度及び伸び率)保持率は80%以上の値を得ています。p.35~36 「経年劣化データ」参照。

サンエーシート防水は、セメント ポリマー混和液 水 を指定割合で混合してポリマーセメントペーストを作製し、これを接着剤として張り付ける防水工法です。ポリマーセメントペーストが下地やシートと密に接着するという他の接着剤にはない特徴を生かして、様々な場面で採用されています。また、臭いもなく、濡れた下地でも使用できるなどの施工面での優位性も評価されています。

サンエーシート防水 強さの理由

サンエーシートが漏水しにくい理由

サンエーシート防水は層間水密性が非常に高いため、防水層間の水の横走りがありません。従いまして、シートに不具合があったとしてもその真下にひび割れがこなければ漏水せず、それが一致する確率は非常に低いものになります。また万が一漏水した場合でも、RCの建物であればその真上に不具合があるため、漏水原因が比較的容易につきとめられます。

密着性が高いにもかかわらず
下地にひび割れが入ってもシートが切れない理由

サンエーシートは、ポリマーセメントペーストと化学的な力及び起毛によるアンカー効果で密着しています。それ故、層間水密性や、垂直方向もしくはせん断方向への接着力は非常に強いのですが、「シートをめくる力」には弱いという現象があります(自然に剥がれることはありません)。

ひび割れ箇所は周りの毛が抜けてシートとポリマーセメントペーストとの縁が切れ、またシートの伸び率は500%以上あることから、どんなひび割れが発生してもシートが破断することはありません。

湿潤面でも施工ができる理由

躯体脱型直後や降雨直後を想定した試験を実施し、いずれも接着強度に問題はありませんでした。また、セメントを接着剤としているため、下地とポリマーセメントペースト及びポリマーセメントペーストとサンエーシート界面に水分が存在していたとしても剥離などの現象は起こりません。

湿潤下地への接着試験結果

状態 湿潤状態 含有水分% 接着強度 N/㎟
7日 28日
躯体脱型直後想定 打設後3日 11.6% 0.77 1.47
降雨直後想定 168時間浸漬 6.4% 0.80 1.76
状態乾燥 6% 0.95 1.75

※引張強度社内規格値 0.6N/㎟以上

 


コンクリート打設3日後

降雨直後想定